今日のベルク「カレーセット」

カレーにハーブティーを。

一口目は、あれっなんだか口当たりまろやかな感じ?と思うのだが、二口、三口と食べ進めていくうちに、締めるとこ締めてくぜぇ〜てな具合で体の内側からぽっぽっと熱が出てくる。

手をつけずにいたNeradaのハーブティーでそっと幕を閉じるのがいつもの感じ。

ヤンタル 南阿佐ヶ谷

我が家からほどよく距離のある場所に、ネパールのライ族・リンブー族のご飯屋さんがあってずっと気になっており、初めて行ってみた。こんな立地(最寄りの南阿佐ヶ谷からも結構歩く)でお客さんは来るのか?と思ったが。 調べてみると写真がたくさんあがってくる。

店主曰く、「おきゃくさん、結構来る。毎日大変。」とのこと。

カレー界隈のコネクションは本当にすごい。

ここのお店のシェフは日本に来て三年ほどだそうだ。日本語堪能で、さっとお水とサラダを先にサーブし、辛さへの配慮も細かい。ご飯はとても美味しかった。

こちらが、ダルバット。

チキンブトゥワはマサラの味が絶妙でコリッとした食感が楽しい。

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キナマスープ、クミンの味が結構強めで効いているが、なんと納豆が入っている。驚くことなかれ。納豆も自家製。納豆これで作ってますと調理器具も見せてくれた。

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こちらが、この調理器具で作って時間を置いた納豆。

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  シェフはバウン族。ライ族リンブー族は納豆を食すのだそう。

 

納豆は日本人のものだという選民意識が覆され、とても楽しい食事だった。

また近いうちに訪れたい。

今日のベルク「カレーセット」

カレーとハーブティー、いつもの頼み方。

みんなが食べやすいカレー、なんだけど、決して媚びていない。

お皿の端っこに添えられたピクルスとレーズン。ほんの数粒なのに、味をきゅっと引き締めてくれる。

ベルクの心意気を感じるカレー。ごちそうさまでした。

今日のベルク「エッセンベルク」

エッセンベルクにアイスコーヒーを。

 

隣の初老夫婦、「いつも同じの(ジャーマンブランチ)頼むわね」「そうだね」

と、言葉数少なかったが、夫婦として過ごしてきた空気感がひしひしと伝わってきた。

 

控えめに添えてあるほっこりしたジャガイモが好き。ほんの少しのディルが、生き生きとしているよ。

 

ごちそうさまでした。

ベルクの本

「食の職 小さなお店ベルクの発想」は、前職を辞めてまでも食の仕事に就きたい!と心突き動かされた、わたしの行動の指針となる一冊。

 

こんなページがあった。

「『簡単』というイメージが、無意識にでも飲食業をバカにする要因になっているのかもしれません。体を張った仕事ってなぜかバカにされますよね。試験がいらないから『簡単』と思ったら大間違い。肉体労働こそ、知的な仕事なんだ、そういう仕事は、頭と身体をうまく連動させてやらないとはかどらないし、事故のもとになる。」

と。

福祉の仕事でも、全く同じことが当てはまった。一見身体を張った仕事なのだけど、五感を働かせ、頭を使って一つ一つの発言や行動に意図と目的を持たないといけない。なぜこんなにも知的な仕事が、低賃金であり、社会的地位が低いのだろうといつも疑問だった。人手が足りてないし簡単そうだから、他の仕事は合わなかった自分でも出来るだろう、と安直な理由で福祉の道を選択する人も少なくない。

なので、迫川さんの上記の言葉には感銘を受けた。わたしが感じていたことを的確に表現して下さったな、と。

 

この本の中では、職人さんとの対談が大きく取り上げられているのだが、特にパン職人さんとの対談が大好き。

熟練された技術によって紡がれてきたベルクの世界。大好きなベルク。これからも通い続けたい。

 

この日を待ちに待っていた Opeth 来日

今宵は、念願のOpethのライブを観に行った。

前回の来日の時は予定が合わず行けなかったので期待に胸が高鳴っていた。

初めて生で見るミカエルに胸が締め付けられ、これは恋なのか!?という程。クールな演奏、ユーモアセンス溢れるMC、立ち振る舞い。そして、青い草原の彼方まで行ってしまいそうな伸びやかな声。

全てに吸い込まれてしまいそうだった。

 

キメに合わせていちいちストロボがパチパチするので、目眩のように、そして酩酊状態のようにもなり。このストロボのキマり具合は体験したことがなかった。

 

私の予想通りCups of eternityをやってくれて嬉しかった。Ghost of perditionやるかと思いきや、冗談交じりにリフ軽く弾いて難しいからやらないと言いちょっぴりガッカリ。一つ一つの曲が丁寧に作り込まれてて、聴いてて飽きない。大好き、Opeth

また来日してください。

 

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人間椅子二十五周年記念ツアー「無頼豊饒」 恵比寿リキッドルーム

人間椅子の二十五周年記念ツアー〜無頼豊饒〜に行った。恵比寿リキッドルーム満員御礼だった。檀家さんが増えていて驚く!(お洒落眼鏡のいまどき風な男子が増えてた)
開演と同時に激しいモッシュが始まりいきなり喪失感を味わった。人間椅子のライブは重厚感溢れるバンドサウンドに反してファンがおとなしく、それぞれの楽しみ方を共有できる場だったのに。でもそうは言ってられない、有り難き幸せな時間を過ごした。和嶋さんが、「メンデルスゾーンの結婚行進曲をブラックサバス調にアレンジしました」と言ってたのが本当に面白かった。あなたたちの曲は大抵ブラックサバス調ですが、メンデルスゾーンも守備範囲でしたかそうですか…。あと、ポオの「リジイア」をモチーフにした曲は、悲哀に満ちてて美しい演奏だった。

人間椅子はいつも「此岸御詠歌」という曲とともに開演する。この曲は、プロレスでいうと入場曲みたいなもので、異様な高揚感に包まれる。
あと何回この瞬間に立ち会えるだろう…。