やんてら企画 灰野敬二+外山明@入谷なってるハウス

初めての、入谷なってるハウス

下町の中にぽつり、雰囲気のあるライブハウス。

 

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ライブは2部構成で、1部の開始から20分間くらい、なぜだかひやひやしながら観ていた。

というのも、外山さんが、灰野さんの出方をかなり探り探りやっている節があり、「お、これは!尺長めでやって欲しいな~。」と思っても、すぐに外山さんが静けさを取り戻してしまって・・・

静寂を切り裂くように再び灰野さんがギターをかき鳴らし、それに外山さんが寄り添うように盛り上がりをみせるも外山さんは早々とさっと引いてしまったり。少々もどかしい演奏が続いた。(外山さんの謙虚で、協調性があり、穏やかな性格の反映と考えてもいいかもしれない。)

 

ただ、1部も半ばを過ぎ、2部に突入すると、外山さんにもアグレッシブさが前面に出てきて、面白い化学反応が生まれていたように感じる。

 

ライブ全体を通して、外山さんのクラッシュシンバルの使い方や、スネアドラムの使い方が興味深かった。叩くというよりは、スティックを擦り付けるような感じで、シンバルのふちに擦り付けながら上下に動かしたり、スネアの中心部分にスティックを突き立ててスティックの周りを囲むようにして握りしめ、その手を上下に動かしたり、とにかく面白かった。

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下町情緒溢れるこのライブハウスで、しっとりと、時に激しいインプロを聴けたことはいい思い出。

やんてらさん有り難う。